この想いは邪魔になるだけ。
Burn with
passion
「・・・い、中尉、中尉?」 忙殺されるような日常に、少々辟易しながらも書類を片付けていく。 「何でしょうか、大佐」 「何かあったのかね?君が物思いに耽るのは珍しいな」 優しげに微笑み、そう聞いてくる大佐が眩しく見え、そっと目を伏せて 「いいえ、何でもありません」
イイエ、ナンデモアリマセン。
そう、この感情は、捨てるべき己の恥。 彼を思い、平常心をなくすくらいなら。そんなものは、
――いらない。
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シリアス企画、第一発目!めずらしく、今回は中尉が それにしても、プロローグだからって短いな・・。 |